人手不足からの脱却についの考察

人手不足が顕著な業界TOP10

帝国データバンクが2025年5月に発表した調査 によると、正社員の人手不足割合が高い上位10業界は以下のとおりです。

まずは人手不足と人材不足の違いを確認しましょう。ここではとりあえず合わせる(人手不足=人材不足)事にします。

・人手不足:働く人の数が足りていない状況
・人材不足:社内に求めるスキルを持つ人が足りていない状況

現状分析をおこなっていきます。まず、情報サービス以外ブルカラーが多いのが特徴になります。ホワイトカラー業が人気という事がわかります。一次産業や介護医療福祉関係のデータが無いのはなぜでしょうか。数年前にはなかった人手不足倒産が数百件生じています。大企業より中小企業の方が不足率が高い。地域間格差も特に無い若干大都市圏がいいぐらい。

業種別人手不足の現状と改善策草案 宿泊・飲食店編

宿泊業界

ビジネスホテルの業務では、フロント業務や清掃業務が大半である。最近利用したのですが、フロント業務は必要なのかという疑問です。予約からチェックイン、部屋の施錠などスマホで完結できると思います。多言語にも対応でき、AIチャットを利用する事ができ高い接客スキル、コミュニケーション能力、語学力(特に外国人観光客が多い場合)臨機応変な対応力、正確な敬語やマナーも必要ありません。また、旅館業法が主なもので、2018年の法改正で「旅館・ホテル営業」における玄関帳場(フロント)の設置義務が緩和されました。現在は、ICT設備による代替が認められていますが、都道府県の条例で独自の基準が定められている場合があるため、管轄自治体の条例を確認する必要があります。ただし、緊急時の迅速な対応体制(火事や地震などにより迅速な避難が可能な仕組み)が整っている事が条件になりそうです。現実難しいと思われる。

ホテル清掃業務について、時給を高くしても集まらない現状がある。

離職率の高さ: 非正規雇用が多く、日中や夜間など限られた時間帯の勤務が多いため、他の仕事と掛け持ちする人が多いことが一因です。また、業務の負担: 重いリネン類を運ぶなどの肉体的負担の大きさも、定着を難しくしています。

高級ホテルは、無理かもしれませんがビジネスホテルなら可能かもしれない策があります。それは、宿泊客自身が清掃してチェックアウトするやり方です。清掃員が部屋をチェックし、チェック内容によってポイントを清掃を行なった宿泊客へキャッシュバックする案です。昨今の料金高騰と人手不足の観点から考えました。安く泊りたい顧客は、清掃を行う又は汚さない様にしポイントをキャッシュバックし次回ホテルを利用する時に利用します。清掃員は、チェック査定し汚い所は清掃し綺麗な所は清掃しない分時間短縮になります。チェックリストを作成し宿泊客に配布する。流石に新品のシーツなどは清掃員の方が行わなければならないと思いますが双方にメリットがあります、清掃員は室内をチェックし必要な場所のみを清掃を行うことができ時間の余裕ができる。宿泊客は、なるべく綺麗に使用し汚れた水回りやシーツの交換などは自分で行へばポイントがキャッシュバックそれをまたホテルで利用できる。今後は、清掃作業にしてもロボット化され今より早く楽に作業できる。年配の方でも重い物を持つ業務が減り賃金上昇もあれば離職率も下がるのではと考察している。

ただこの草案は、机上の空論などで今後事業者からのフィードバックや意見を元に改善策を提示し、実装を行う。今回はこれまでにします。ご覧いただきありがとうございます。意見やアイディアをメールにて教えていただけましたら喜びます。

カレンダー

31
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
13
14
15
16
17
18
19
20
21
22
23
24
25
26
27
28
29
30
1
2
3
4
  1. 分厚い中間層についての考察(素人ですが)

  2. 企業サンプル

  3. 業界市場調査

  4. 飲食店調査報告

  5. 事業承継公開

  1. 企業サンプル

  2. NPO法人

カテゴリー

アーカイブ