産業の創出が地域活性化の礎となる

重要なポイントは3つ。

  • 地域産業の活性化
  • 地域にない産業や新たな産業の創出
  • 地域教育・学習

地域産業の活性化及び産業の創出について

 地域が活性化しない場合を考えてみます。つまり地域産業が衰退(空洞化)してしまうことについてです。それでは、ある産業が衰退し廃業するとどう言うことが起きるのか考えていきます。その産業が全て廃業すると、供給ができなくなります。そうなると、その産業の技術や技術者がなくなり、他県や他国から供給してもらわなくてはなりません。

 例えば、アメリカの自動車産業です。日本の自動車がアメリカ市場で売れる事により輸入が大きくなるとアメリカの自動車産業は衰退していきました。ラストベルト(メキシコに工場などを移転など)と言われています。自動車産業が衰退し、産業に使う資金(株主配当や自社株買いではない)不足になれば新たな投資もできなくなり、優秀な日本車がさらに市場を席巻してしまう。最終的には、車を発明した国から自動車産業がなくなり日本車の修理工場だけがアメリカにある事になります。小学校の時、貿易摩擦を学校で習ったと思います。なぜ摩擦が起きるのかそれは、日本製品(車、電化製品など)が安くて性能が良いからアメリカ人がたくさん買うことで起きます。摩擦をなくすには、アメリカ人の日本製品に対する購買力をなくす又は、日本製品を上回る産業や商品を自国で生産しなければなりません。

 地方に話を戻しますと、例えば林業がその衰退産業になっています。衰退原因については、ここでは述べませんが産業が衰退すると日本の木材で家を建てることができなくなり、木材は輸入してその木材で日本家屋を建てる事になってしまいます。林業もチャンスがたくさんある産業になるには、消費者の皆様が多少高くても日本の木材の家屋を購入してもらうだけです。次に建築業の方も積極的に日本産の木材を使用して頂き、林業復活のご協力をお願いします。そうなれば、木材をわざわざ輸入しなくても良いわけであります。食料についても同じです。ないなら他国から買えば良いと考えている方がいますが、売ってくれなければ食料がなくなり餓死してしまいます。生命に必要なものは、必ず自国で生産しなければなりません。

 生産性高めるには、自動化などがありますがその分野こそ新たな産業です。衰退産業を通して新産業が新たに創出し、地域活性化にもつながります。別の視点の地域活性に企業誘致があります、しかし長期的に見て地域の活性化におそらく寄与が少ないと考えています。確かに税収や人財育成の面ではメリットがあるかもしれませんが工場で働く為の人が、そもそも減少しその穴埋めとして外国人人財を雇用(昔金の卵といわれた時代は、田舎に若者がたくさんいたので成り立っていましたが、現在は田舎に雇用供給のプールは期待出来ない)しなければならなくなる。そうなると賃金の上昇減や地域社会のリスク(宗教、騒音、考え方が違う又は馴染まない)が大きくなり反発が起きる。誤解してほしくないのですが、日本人より真面目に働いている外国人人財は、たくさんいます。

 結論、地域活性化は地場の衰退産業の復活にあると考えます。行政の皆様には、安易に企業誘致でなく衰退産業を復活させる為や新たな産業への投資(どの分野なのか分からないので、広く薄く)を行い、地場産業が復活し地域社会が景気が良くなれば自ずと税収は増えていきます。

地域教育・学習について

 地域教育の重要性について考えたいと思います。まず初めに若者の大学進学によって人口が流失してしまう問題があります。大学進学率は年々高くなり現在では、Uターン就職を希望している学生はその内アンケート調査で岐阜県に至っては16%(マイナビのアンケートアンケート結果を元にしています)地元企業への就職を希望しない学生の理由は、希望する企業や業種がない、給料が安い、不便などがありました。全くもってその通りです。身につけた技能や知識を発揮する企業がない・・・ないなら創れば良いのではないか、まずは、ベンチャーラボような施設を各市に設置しそこで新たな商品やサービスなどを考え発表し企業採用や社内ベンチャー又は、投資してもらい自ら産業を立ち上げる。しかし、初めから自分の行きたい企業には入れないので一旦就職し休みの日などラボで研究し研鑽を積む。最初から希望に叶った職なんてわからない、30歳ぐらいまではいろんな事に挑戦してみた方が良いではないかと思っています。そもそも大学に進学しなけれならないのか、大卒の学歴は巷にごまん(それ以上)といる。つまり大卒の学歴は、一部の大学を除いて他者と差別化出来ない。これからは学歴ではく、他の何かが重要という事になります。

 地域学習とは、昔で言うところの寺子屋みたいなものです。学校(藩校)のような所ではなく教えを請いたい先生の所で学問をする。子供の読み書き算盤もあれば、最先端の蘭学や思想などを学ぶ所もありました。現在は、学校制度なり良かった面もたくさんありますが、足りない気がします。そこを補うのが地域教育や学習が必要と考えております。各県でいろいろな取り組みをされています。スポーツや音楽、放課後学習などあります。

 それでは、なぜ初めに大学の話をしたかというと大学で学習する内容を地元で働きながら学べる所(ネットを含む)を作る。大学では、学費も高く、生活費もかかり、文系理系と言うふうに分けられてしまいます。学歴はつかないが、企業に協力してもらい技術を教えて、その中から採用に繋げるなど多種多様な学習機関が有れば学歴採用ではない採用方式が生まれます。子供の時から、思想や哲学を学習する子や機械いじりやプログラミングで大人顔負けな子が誕生するかもしれません。逆に、学校の学習のスピードについていけないところをサポートする学習所。老若男女が、集まり学習し議論を行い、実際に製品やサービスを協業する事も考えられます。学習を通し地域コミュニティの醸成を図ることができます。

 地域活性化は、地場衰退産業の復活や地場にない産業を創出する事が重要なのですが一つ足りないものがあります。それは、人財です。素晴らしい方を東京から招くのか、違いますね。

地方活性化の第一目標は地元人財を育成です。

 

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