まずは、生産性の向上が必要な企業と不必要な企業(芸術など)があります。なぜ企業は、生産性を向上させなければならないのか。また、生産性の向上は各企業や業種によって異なることを前提に思案していきます。
生産性を向上させる目的
人手不足を解消させたい。粗利(賃金アップや内部留保)を高めたい。競争力の強化などがある。つまり生産性の向上を行う理由は、ほとんどが従業員の会社への満足度を高める事になりませんか。例えば、IT技術やノンコア業務を外注などによって人手不足を解消し、従業員への業務を減らす。粗利を高め会社の倒産リスクを回避し、従業員の雇用や賃金アップなどを行う。違うと思われる方もいらっしゃると思いますが、では生産性向上を行う理由とは、一体誰の為の利益なのでしょうか。会社や株主でしょうか。また、従業員と生産性との関係では、従業員に埋め込まれている生産性なのか、生産性の中に従業員が埋め込まれているのか。つまり、従業員の為に生産性を向上させるのか、生産性を向上させる為に従業員が必要なのか。従業員と生産性との主従関係では、従業員は主なのか従なのか。
人的資本経営を参考
人的資本経営とは、従業員を単なる「コスト(費用)」ではなく、企業価値を高める「資本(資産)」と捉え、教育や育成、働きがい向上などへの積極的な投資を通じてその価値を最大化し、中長期的な企業価値向上を目指す経営手法です。企業側は、安い賃金で雇用した思いますがそれでは従業員をコストと見てしまっています。それでは従業員の満足度が下がり、離職につながります。また、生産性を高めるのが先か人的資本への投資が先かは、各企業ごとに異なると考えます。一言、先ず隗より始めよ。
次に生産性向上(業務の効率化などを含む)のデメリット
1初期投資がかかる。2従業員への影響が出る可能性がある、生産性のジレンマ。3システムや業務が標準化してしまい、他社との差別化に苦しむ為今後は差異化させないといけなくなる。
今後も生産性について思案していきますが、今回はここで手を止めたいと思います。






