中小企業が抱える主な経営課題ランキング（例AI使用）
- 人材戦略（採用・育成・定着）: 人手不足、スキル不足、モチベーション低下。
- 事業承継: 後継者不在、事業承継の遅れ。
- DX・デジタル戦略: デジタル化の遅れ、IT人材の不足。
- 売上・利益の確保: 販路拡大、価格競争激化、資金繰り。
- 生産性向上: 業務の非効率化、生産性の停滞。
- 経営計画・ビジョン: 中長期的な計画策定の難しさ。
- 組織力強化: 組織の弱さ、意思決定の遅れ。
生産性とは、公益社団法人生産性本部を参照してください。
個人的見解ですが、生産性の向上とは投資だと考えます。投資先は2カ所それは、従業員（内部リソース）と物（外部リソース）です。正直生産性の向上するには、言うほど簡単でないと思いますが企業にとっては避けては通れません。いち早く取り組めば早く解決する可能性があります。
まず人への投資は、作業システムやマニアル（トヨタ方式や３S）だけではなく育成や賃金の上昇、福利厚生への投資です。頑張っても報われないとモチベーションが下がります。
物への投資は、主に設備投資になります。普通車からトラックにすることで１人が運べる量が増える又は工場を自動化することで人手不足を解消したりすることへの投資です。また他社との協業、ITやDX化もこちらの部類に入ります。
中規模企業や大企業は、人や物への投資することができます。具体的には、優秀な大卒の人材を雇用し大規模な設備投資や海外生産を行い生産性を向上させることが出来ます。しかし、小規模零細企業では、設備投資などできません、よって自ずと人への投資や外部のリソース（ここでは協業や委託）をうまく織り交ぜながら運営しなければなりません。また、従業員の離職率も下げなければなりません。なぜか、育てるまでに時間と資金が必要だからです。1年で辞められるとまた雇用し、教えて任せてやっと一人前になります。大企業であれば、年間100人離職しても問題ないかもしれませんが中小零細企業は違います。つまり中小零細企業は、労働の流動性を高めてはいけないのです。
経営課題ランキングを基に順序マップを考えてみます。
生産性が向上する→例えば設備投資などで一人当たりの生産個数が増える→人手不足が解消する→利益が上昇（利益確保）→設備投資(さらに生産性向上)や余剰資金を社員に還元（モチベーション向上）新たな産業への研究投資資金の確保→働きやすくなり定着率も上昇→企業の組織が強化→ポジティブな企業文化により事業継承がスムーズ。極端な結論ですが、生産性を向上させると経営課題の大部分が解決してしまいます。
こんなに上手くいきませんが、取り組まないといけません。又業界ごとに違いが有ると思います。今後は各業界への調査を行いまとめて発表を行います。
